元ひきこもりの息子のこと②~相談先について~

今回は、不登校・ひきこもりの相談先について。

ネットで調べてもたくさん出てくるし、紙でもらってもたくさん載ってるし...心身ともに疲弊している親としては選択するのも苦労ですよね。

息子がお休みしていた時、実際に私が相談したところをお伝えしたいと思います。

 

①スクールカウンセラー

息子が家から出なくなった時いちばん最初に高校(私立)のスクールカウンセラーに相談しました。言われたことで残ったことは、“一度不登校になって戻った子はいない”、“昼夜逆転はさせないように”。・・・ど正論です。わかります。が、全く響かなかったので二度目はありませんでした。

 

②医療機関

児童精神科は本当に予約が取れず、取れたのは7ヶ月後でした。その間、予約が取れた精神科に家族(私と母)のみ受診しましたが、病的なものはないと言われ、受診終了となりました。児童精神科では、初診は細かい聞き取りをしてくださいましたが、2回目以降は15分診察。やはり本人が来られるようになってからということで終了。

 

③市のひきこもり相談

当時、私は障害福祉関連の仕事もしていたので、職場の先輩から信頼できる公認心理師さんを紹介してもらいました。たまたま市のひきこもり相談の委託先だったので、月1回、相談を継続しました。

 

④居場所支援など

フリースクール、通信制高校、民間の学びの場、不登校の親の会などなど、私一人でたくさん見に行って話を聞きました。

 

 

感想としては・・・

子どもが一緒に行かなくても、家族だけでも相談したり学んだりすることで孤独感や不安な気持ちがやわらぎました。

医療、学校、相談機関、それぞれ色んなタイプがあって、人や場所との相性もあるのでできるだけたくさん見て試して選んだほうが良い。支援者だった側から見ても、専門的なことを学んでいる支援者とそうでない支援者がいます(組織自体研修等受けないことも多いです。)。また、学んでいても心がない(ごめんなさい。でも、こちらの辛さを深いところで共有できない感とか、言葉に愛を感じられないとか…)人もいます。

今は不登校・ひきこもり支援窓口が増えています。大事なご自身やご家族の大事な人生のことです。二次被害は幸せな人生の妨げになりますし、遠慮せず相談先を選んでいきたいところです。

ただ、支援機関が多すぎる&周知されていないというのも事実です。日々大変な気持ちを抱えながら、仕事や家事、子どもの送迎をしながらひとつひとつ調べるのはとっても大変です。

 

相談者さんの負担が減るよう情報をまとめてお伝えしたり、動き出す第一歩のお手伝いができたら良いなと思っています。

投稿者プロフィール

等々力 元子
等々力 元子くれたけ心理相談室(安曇野支部)心理カウンセラー
今、悩みを抱えている方、何かわからないけれど不安や違和感がある方に、「こんな生き方もあるんだ」と感じ、「自分の人生を生きたい」と思っていただけたら幸いです。  心理カウンセラー 等々力 元子

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