親の使命 ~我が家編~

以前、母の使命についてお話しましたが、

今回は、我が家についてです。

 

私は、思春期の頃、酷く反抗的だったので、とても良好な関係だったとは言えないのですが、

今でも心に残っているエピソードがあります。

 

私がふらふらしていた19歳の頃、父が突然「庭にあった。」と言って、

手のひらサイズの四葉のクローバーをくれました。

庭の草をビーバーで刈っていたら見つけたと。

その頃、私がかわいい葉っぱを集めてアルバムにしていたのを知っていたのかわからないけれど、

とてもうれしかったのを覚えています。

あとにも先にもあんなに大きい四葉のクローバーを見つけたことがないので、

“父から人生でいちばんの幸せをもらった”と思っています。

 

母は、私と考え方が全く違い、水と油のような関係だと思っているのですが、

人生でいちばん悲しい出来事が起きた時、私を抱きしめて「ごめんね。」と言ってくれました。

スキンシップや愛情表現をあまりしない家系だし、その頃私はもう子どもではなかったけれど、

おそらく“母として、悲しい出来事から守れなかった”と思ってくれたのだと思います。

 

他にも、私がシングルになってから生活面や息子の世話等たくさん助けてもらったし、

使命以上の愛を贈ってくれていると、この文章を書いている途中で改めて実感しました(笑)

 

そして、はたから見てもすごく恵まれているのになぜ反抗していたのかは、また別の話で、

反抗しなければこの思いに至れなかったと思います。

悲しみや苛立ちや絶望感の中にいる方の埋められない気持ちもわかりますし、

穏やかな生活や幸せを選べるということもわかります。

 

今は、穏やかに暮らせることを親、親族に感謝し、

もらった愛を世の中に還元したいし、

幸せに向かいたい方のお手伝いができればと思っています。

 

投稿者プロフィール

等々力 元子
等々力 元子くれたけ心理相談室(安曇野支部)心理カウンセラー
今、悩みを抱えている方、何かわからないけれど不安や違和感がある方に、「こんな生き方もあるんだ」と感じ、「自分の人生を生きたい」と思っていただけたら幸いです。  心理カウンセラー 等々力 元子

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